「灼眼のシャナ」
作者:高橋弥七郎
イラスト:いとうのいぢ
電撃文庫刊行
アニメ:第一期~第三期
え~~~~・・・アニメ「ノワール」か、アニメ「機神大戦ギガンティックフォーミュラ」、もしくは
いくつか参考にしている旧い童話の話とかからネタと思ったのですが・・・
ちょうどtwitterのフォローでシャナのアイコンが素敵だったので・・・
ちょうど6年位前ですか、図書館で資料を読み漁っていたときに、
たまたま見つけたのですね。
びっくり。イラストレーターのいとうにぢ氏は、あるPCゲームですでにしっていたのですが、
ためしに読んでみてでした。
でもすぐに買わない・・・笑。ブックオフで大半を立ち読み。
で、軸がぶれないと確信してから、買いました。
内容はアマゾンや愛好家の方々にお任せします。ネタばれでもいいかたは白地にしてますが
↓ が、
ある春の日常、とある学生「悠二」が、そのただなかで、不意にこの世の狭間のような区切られた世界に迷い込み
怪物「燐子(リンネ)」たちに襲われ即死の傷を得るが、不思議なこと死ぬことができない。
そこに突然日本刀をもつた「炎髪」「灼眼」の少女がその怪物を退け・・・
結果として助けられたその少女に「悠二」は自分がすでに人間ではない・・・化物の食滓だと告げられ・・・
という一巻から、自分の正体を知った上で、少女の力になってゆく・・・
否、「炎髪灼眼」の少女がもう人間でもない滓の存在「悠二」という少年と
互いを認め合って生きてゆく壮大な物語・・・かな?
悲劇が嫌いな小生が新品で買ったくらいですから
戦いにおける悲しみはともかく、恋愛物語としても、ジュブナイルとしても、純粋な物語として
その設定の奥行きには脱帽です。
まあ、アニメのほうは声優は今風で言うと一流というか
(小生の基準は羽佐間道夫さんとかだからなあ・・・)、
小生からすれば若い方々ですがすごいですね。
そのぴったしな配役には、選定した人物の眼もあるでしょうが、
俳優の演技がこれまた無二によかった。
ただし、震災や経済的なかねあいもあったのか・・・
第三期は・・・アニメという小説とは異なる創作の形を形成するための
咀嚼が足らないのでそれだけは残念か。尺の問題で構成をいじってある第一期、第二期は
すばらしい。よく咀嚼している。
三期はそれが足らない・・・しくしく。
でも、軸ぶれはないの。
永遠に応援できる作品のひとつでしょう。
と、めずらしく読んだ作品の紹介。
今回はノベルですが、アニメの批評とか・・・するとだめかな~というかさっさと仕組みをつくらんと・・・
コメントをお書きください