御挨拶

ようこそ。kozinoisiと申します。

こちらは同人絵本と小説のサークルです。

一応ブログには大人向けのことも書いていますが、

作品は年齢制限無しですから、若い方も年長の方も楽しんでいってください。


このサイトや物語をつくった訳は下記に詳しく載せてます。

お暇があったらどうぞ。



理由

 私は幼稚園に行く前から物語とかアニメとかに惹かれていて、

ずいぶんその思想的な在り様・・・

戦争も無く人殺しを罪とできる国でつくられた思想の在り様、

また美術的な美しさの在り様に、随分と救われ、影響も受けました。


だからかと思うのですが、自分も同じように(というのもなんですが)

「大人と子供の<時間同士>の接点を造りたい」と思います。

互いの楽しみを、実体験とし、「共有」し、それを「心の中につくる価値あるものだ」と

<相互>に伝え合えたなら、大人であることにも子供であることにも

それぞれの時間が大事となるし、今を苦ではなくなると思えたからです。

 

そんな思い出を(伝え合える)世代が情報を発信させ拡散し、時代を造れば、

次の世代も親であることを、子であることの 意義を自らの本能から「殺す」ことがなくなり、「人」が子供であることも親であることも「生きる」上での意義になる。

「そうなること」を 放棄せず、「家族」を造る事を諦めない、忘れないのではと思いました。

 

 だから私は、この物語システムを造りました。

造り始めたのは1996年頃です。

空想活劇であり、SFも、ファンタジーも、コメディーも、恋愛もあるが、

苦難はあっても悲劇や残酷さのない、

もしくは少いという規則を持った<物語の箱>システムと

これを生む物語の世界観をです。

 

 人の世界というか日常は、常に残酷さや痛みや悲しさで満ちているかもしれませんが、

それでも人は「他者を跳ね除けるのが価値ではない世界」に生きています。

 そして人は今も痛みを痛み、悲しみを悲しむ。

ならば、楽しさを思い描き、これを理想として、差別も区別も悲劇も残酷さもない世界を造る・・・

その為の起因となる理想(思想)を思い描ける物語があればと思いました。


  同時に・・・ここからは世界観そのものの話にもなってゆくのですが・・・

肌の色や、国籍、性別、所属する国家、そして宗教やその他のグループ、思想、身体の

別で差別が起こらない世界観を標準で、必要不可欠であると規定しています。

というのも、物語の世界観そのものに例えば、差別や虐げを行うことで「人間」が見えていない

部分での悪影響を及ぼすとしているからです。


そして、これら差別により、どれほど人の(その先への)成長を暗く閉ざしているのか?

差別するためだけの区別による残酷さがどれほどに無意味なのか? をこの世界観を通して訴えかけ

この回避の方法を示唆してゆきます。

多分に、SFファンタジー的な表現を含めて表現していますが。


 以上のような理由から、あらゆる思想、宗教の成立はもとより生命の発祥よりも以前から物語は始待っており、

人間が登場するのも中盤以降とんっています。、


この物語は、「あらゆることのずっと先から差別なくその在り様が在って、

そのずっと前にまで 続く」ようにしてあります。

 


  


声優とクリエイターの為に・・・

 そもそも、この物語システムを構築しようと思った理由のひとつに、声優と(アニメなどの)クリエイターたちの生きる環境の不遇さを改善できればという思いがありました。


 声優という職業も、アニメにほとんど物心ついたときから慣れ親しんでいた私には特別なものでした。

 だからでしょうか、私が今よりずっと若い頃から、私は声優という感性のひとつの「人」を、

伝心者、思想の代弁者として捉えていました。随分笑われたり批判されたりしましたし、今もそれは変わらないでしょうが・・・

 私の目には既存の(他者も自己も)消費するだけ的な偽者の芸能などの要素は少なく、

故にそれは教育者的要素を持つ新しい在り様に映っていました。

しかし、私の若い頃も、当然今現在の声優も、

その生きる環境は「そういったもの」とは程遠く、

だからこそ、その声優という人としての個人個人の価と尊厳と人権を常に認められ、

人に使い捨てられることのないように、

常に演者と作者たれと思い、この物語には

声優のための仕組みを造ってみたのです。

 

具体的には、物語に登場する「定・動・導・繋・伝」の五つの「根源作用の魂たち」

(約5000キャラクター)・・・通称「魂ちゃん」の声とそのキャラクターそのものを貸与して、

物語の世界観とそのキャラクターで

声優一人一人が常に自分だけの物語を持てるようにするもので、その付与の契約金もアルバイトを行っている大半の声優にも

支払える・・・数千円から数万円以内で、 もちろん規約はあるが、

いくつかの条件を満たせばと考えています。

 

 声優とういわば作家の思想的代演者が、役者以上に役者であり、

教育者としての意義を見出し、 ただ時代に使い捨てられないことを切に願って・・・

書くと大仰かもしれませんが、倫理的・政治的な価値をつくることも必要だと思えます。


 これはクリエイターにしても同じで、浪費されて無くなってゆく芸術的なセンス・才覚は、

それが今、一線で働き、名声を得ている方たちがいても、従来よりの美術史的なカテゴリーで評価されているかといえば

そうではなく・・・アニメーターなどは命を削って作品をつくりだしています。

できれば日々浪費されない為の、自分だけの作品を生む世界観と作品の提供をと思い、

前述の声優の為に用意したシステムを使って、今度は物語を提供できないか、原案を提供できないかと考えています。 

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